IJCADの幾何公差についてお探しですね。
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IJCADで機械図面を描こう!はめあい公差・データム記号・幾何公差の入れ方を丁寧に解説
IJCADはAutoCADと互換性が高いCADソフトとして、製造業や機械設計の現場で広く使われています。
でも、いざ機械図面を描こうとすると「はめあい公差ってどうやって入れるの?」「データム記号や幾何公差の枠はどう作ればいいんだろう?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、IJCADを使って機械製図に必要な公差や記号を、具体的にどうやって描いていくのか、わかりやすく解説していきます。
IJCADではめあい公差を入れる方法
機械図面では、穴と軸がどのくらいぴったり合うかを示す「はめあい公差」をよく使います。
IJCADではめあい公差を入れるには、大きく分けて2つの方法があります。
1つは寸法を描いた後にプロパティパレットで設定する方法、もう1つは寸法スタイルであらかじめ設定しておく方法です。
一番手軽なのは、普通に寸法を描いてから、その寸法を選択してプロパティパレットを開く方法です。
プロパティの中に「公差」という項目があるので、そこを開いて表示形式を「はめあい」や「限界寸法」に変えてあげると、寸法値の横にH7やg6といった公差記号が自動で付いてくれます。
これだけで基本的なはめあい公差の表示は完成です。
もし同じはめあい公差を何度も使うなら、寸法スタイル管理(DIMSTYLEコマンド)で専用のスタイルを作っておくと便利です。
寸法スタイル管理の「公差」タブで、文字の大きさや表示方法を設定しておけば、毎回プロパティをいじる手間が省けます。
特に、はめあい記号の文字を寸法値より少し小さくしたいときは、ここで尺度を調整すると図面全体がきれいに見えます。
設計変更があったときも、スタイルを変えるだけで図面全体に反映されるので、修正漏れも防げて安心です。
IJCADでデータム記号を配置する手順
幾何公差の基準となる「データム」を図面に示すには、専用の記号を正しい位置に置く必要があります。
通常のIJCAD(レギュラー版やLT版)で描く場合は、マルチ引出線(MLEADER)機能とブロックを組み合わせるのがおすすめです。
まず、マルチ引出線スタイル管理を開いて、「引出線の内容」タブで引出線のタイプを「ブロック」に変更します。
そして、ソースブロックに「データム三角形」などを指定すると、引出線の先にデータム記号が自動で付いた状態で描けるようになります。
この設定を一度やっておけば、あとは図形の線や寸法補助線を選んで、引き出したい方向にマウスを動かすだけ。
きれいなデータム記号がサッと配置できます。
データムを示すアルファベット(AとかBとか)も、配置するときに入力を求められるので、書き忘れる心配もありません。
もし会社で昔から使っている独自のデータム記号があれば、それを属性付きブロックとして登録して、マルチ引出線に割り当てることもできます。
社内ルールに完全に合わせた記号が使えて、しかも作図スピードもアップするので、ぜひ試してみてください。
IJCADで幾何公差の枠と記号を描く方法
真直度や平行度、位置度といった幾何公差は、四角い枠の中に記号と数値を並べて表現します。
IJCADでこれを描くには、「幾何公差(TOLERANCE)」コマンドを使うのが基本です。
リボンメニューの「注釈」タブから選ぶか、コマンドラインに「TOLERANCE」と入力すると、専用のダイアログボックスが開きます。
このダイアログはとても使いやすく作られていて、クリックするだけで同軸度や直角度などの記号を選べるようになっています。
入力する項目は主に次の4つです。
・幾何公差記号(真直度、平行度、位置度など)を選ぶ
・公差値を入力する(必要なら直径記号も追加)
・基準となるデータム参照(A、B、Cなど)を入力する
・最大実体要件などの修飾記号を追加する
全部入力して「OK」を押すと、設定した内容が四角い枠になってカーソルについてきます。
図面上の好きな場所をクリックすれば配置完了です。
引出線と組み合わせたり、寸法の下に置いたりして、JIS規格に沿った正確な幾何公差の指示ができます。
配置した後で数値を変えたくなったら、枠をダブルクリックすればまたダイアログが開くので、簡単に修正できます。
機械図面をもっと効率よく描くためのヒント
ここまで紹介してきた方法は、標準のIJCADやIJCAD LTでの描き方ですが、もし「IJCAD Mechanical」を使っているなら、さらに速く機械図面が描けます。
IJCAD Mechanicalには機械製図専用のリボンタブがあって、JISやISOなどの規格に準拠した表面粗さ記号、溶接記号、幾何公差、データム記号などがワンクリックで呼び出せるようになっています。
ダイアログもより専門的で、複雑な枠の組み合わせも用意されたフォーマットから選ぶだけで済みます。
もう1つ気をつけたいのが、印刷したときの記号や文字の大きさです。
IJCADの「注釈尺度(異尺度対応)」機能を使えば、モデル空間でどんな大きさで描いていても、レイアウト空間で設定したビューポートの尺度に合わせて、幾何公差枠やはめあい公差の文字サイズが自動で調整されます。
これで「A3用紙に印刷したら記号が小さすぎて読めない!」なんてトラブルも防げます。
基本的なコマンドをしっかり覚えつつ、こうした自動化・効率化機能も積極的に使っていけば、ミスのない高品質な図面を短時間で作れるようになります。
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、慣れてくればどんどん楽になっていくので、ぜひ実際に手を動かして試してみてください!
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