IJCADの鏡像の使い方をお探しですね。

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IJCADで図形を反転させるときに文字が裏返らないようにする方法

IJCADで図面を描いていると、同じ形のものを左右対称に配置したり、上下反転させて使いたい場面ってよくありますよね。

そんなときに便利なのが「鏡像(ミラー)」コマンドです。

でも、図形と一緒に寸法や文字まで裏返ってしまって、鏡文字みたいになって困った経験はありませんか?

この記事では、IJCADで図形を反転させる鏡像コマンドの基本的な使い方と、文字だけを正しく読める状態に保つための「MIRRTEXT(ミラーテキスト)」という設定について、わかりやすく解説していきます。

鏡像(ミラー)コマンドって何?基本の使い方を覚えよう

IJCADで図面を描くとき、すでに描いた図形を再利用できると作業がグッと楽になります。

特に建築図面で右開きのドアを左開きに変えたいときや、機械部品で左右対称なパーツを作るときなど、いちいち最初から描き直すのは大変ですよね。

そこで活躍するのが「鏡像(ミラー)」コマンドです。

このコマンドを使うと、指定した線を「鏡」に見立てて、選んだ図形を反対側にきれいに反転させることができます。

コピーとして反転させることも、元の図形を消して移動させることもできる便利な機能なんです。

鏡像コマンドを使うには、リボンメニューの「修正」タブから「鏡像」アイコンをクリックするか、コマンドラインに「MI」と入力してEnterキーを押します。

コマンドを実行すると、まず反転させたい図形を選ぶように指示されます。

反転させたい図形をすべて選んだら、右クリックかEnterキーで確定しましょう。

次に「対称軸の1点目」と「2点目」を指定します。

この対称軸というのが、図形を反転させるときの基準になる「鏡の面」のことです。

例えば、横向きの線を対称軸にすれば図形は上下に反転し、縦向きの線を対称軸にすれば図形は左右に反転します。

きっちり真横や真下に反転させたいときは、キーボードの「F8」キーを押して直交モードをオンにするか、オブジェクトスナップを使って既存の図形の端点などをクリックすると、ズレのないきれいな反転図形が作れますよ。

「複写」と「移動」の使い分けがポイント!

鏡像コマンドを使いこなすために大事なのが、最後に表示される「元のオブジェクトを消去しますか? [はい(Y)/いいえ(N)]」という質問です。

ここでどちらを選ぶかによって、結果が「対称複写」になるか「対称移動」になるかが決まります。

元の図形を残したまま、反対側にも同じ図形を配置したいときは、デフォルトの「いいえ(N)」を選んでEnterキーを押します。

これが「対称複写」です。

例えば、部屋の中心線を基準にして左右に同じ窓を配置したいときや、機械図面で中心軸を挟んで対称な形を作りたいときに使います。

元の図形が残るので、対になるパーツを一度の操作でサッと作れて便利です。

逆に、元の図形を消して反転した図形だけを残したいときは「はい(Y)」を選びます。

これが「対称移動」です。

描いた図形の向きが逆だったことに気づいたときや、右向きのパーツを左向きにそっくり置き換えたいときなどに重宝します。

回転コマンドや移動コマンドを使うより、鏡像コマンドで「元の図形を消去」したほうが、直感的に狙った位置へ反転させられる場面は結構多いんです。

文字が反転しないようにする魔法の設定「MIRRTEXT」

図形を反転させるのに便利な鏡像コマンドですが、そのまま使うと図形だけでなく、文字まで一緒に反転してしまうことがあります。

鏡に映したように文字が裏返ってしまうと、図面として使えませんよね。

後から文字だけを一つずつ回転させて直すのは、すごく面倒な作業です。

そんな厄介な文字の反転を防ぐために用意されているのが、「MIRRTEXT(ミラーテキスト)」というシステム変数です。

設定方法はとっても簡単です。

コマンドラインに「MIRRTEXT」と入力してEnterキーを押します。

すると「MIRRTEXTの新しい値を入力」というメッセージが表示されます。

ここで入力する数値によって、文字の反転ルールをコントロールできるんです。

デフォルトでは「1」が設定されていることが多く、この「1」は「図形と一緒に文字も反転させる」という意味です。

文字を読める状態に保ちたいときは、この値を「0」に変更してください。

MIRRTEXTを「0」に設定した状態で鏡像コマンドを実行すると、図形の形は反転しますが、文字は反転せずに左から右へ読める正しい向きのまま配置されます。

寸法値や注記テキストがたくさん含まれた図面を扱うときは、このシステム変数を知っているかどうかで作業時間が大きく変わります。

もし他の人から受け取った図面で鏡像コマンドを使ったときに文字が裏返ってしまったら、まずこのMIRRTEXTの値が「1」になっていないか確認して、「0」に書き換える癖をつけておくといいですよ。

ブロック内の文字が反転してしまうときの対処法

システム変数「MIRRTEXT」を「0」に設定したのに、特定の図形を反転させたら文字が裏返ってしまう…そんなことがあります。

これは、その文字が「ブロック化されたデータ」の中に普通のテキストとして組み込まれている場合に起こる現象です。

IJCADの仕様上、普通の文字入力(TEXT)やマルチテキスト(MTEXT)で作った文字は、ブロックの一部として登録されると、MIRRTEXTの設定に関係なく図形と一緒に強制的に反転してしまうんです。

この問題を解決するには、ブロック内に文字を含めるとき、普通の文字入力コマンドではなく「属性定義(ATTDEF)」という機能を使って文字を作る必要があります。

属性定義とは、ブロックに付けられる可変の文字情報のことで、図面枠の表題欄や部品番号を付けるバルーンなどによく使われます。

この属性定義を使って作った文字情報は、ブロックが反転されても文字の向きが正しく保たれるという優れた特性を持っているんです。

属性定義を使って反転しない文字ブロックを作る手順は次の通りです。

1. コマンドラインに「ATTDEF」(または「AT」)と入力して属性定義ダイアログを開く
2. 必要事項を入力するとき、モードの「一定」オプションのチェックを外す
3. 画面上に属性文字を配置し、図形と一緒にブロック登録(BLOCKコマンド)を行う

ここで大事なのは、「一定」オプションのチェックを外しておくことです。

定数属性(一定)にしてしまうと、ただの図形の一部と見なされて反転してしまいます。

この手順で登録したブロックなら、MIRRTEXTが「0」に設定されている限り、何度鏡像コマンドを使っても文字が裏返ることはありません。

実務でよく使う建具や設備機器のブロックを作るときは、後々の編集のしやすさを考えて、文字情報を属性定義で組み込んでおくことを強くおすすめします。

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