IJCADの初期設定についてお探しですね。

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IJCADを導入したら最初にやっておきたい初期設定と画面カスタマイズ

IJCADは、AutoCADと互換性がありながら価格が抑えられているので、多くの企業や設計の現場で使われています。

ただ、インストールしたばかりの初期設定のままだと、必ずしも自分にとって使いやすい状態になっているとは限りません。

この記事では、実際にCADを仕事で使っているプロの視点から、IJCADのおすすめ初期設定や、作図のスピードをぐっと上げる画面のカスタマイズ方法をまとめて紹介します。

これからIJCADを本格的に仕事で使っていく方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. IJCADを入れたら最初にやっておきたい基本設定

IJCADをインストールして最初にやっておきたいのが、背景色やカーソルのサイズといった、作図のしやすさに直結する基本的な設定です。

初期状態だと背景色が少し明るめになっていることが多く、長時間作業していると目が疲れやすくなってしまいます。

そのため、プロの設計者の多くは、オプション画面から背景色を真っ黒か、濃いめのグレーに変更しています。

背景を暗くすると、線の色がはっきり見えるようになって、細かい図面のチェックや、レイヤーごとの色の違いがパッと見てわかりやすくなるんです。

それから、クロスヘアカーソル(マウスカーソル)のサイズ調整も大事な設定のひとつです。

初期設定ではカーソルが小さめになっていますが、これを画面いっぱいの100%まで広げるのがおすすめです。

カーソルを十字のガイドラインとして画面全体に表示させると、離れた場所にある図形同士が水平・垂直にちゃんと揃っているかどうかが、すぐに目で確認できるようになります。

さらに、右クリックの動作をカスタマイズして、エンターキーの代わりとして使えるようにしておくと、コマンドを続けて入力するときにスムーズに操作できます。

ファイルの保存設定も、最初の段階で見直しておきたい重要なポイントです。

取引先と図面データをやり取りするとき、相手が古いバージョンのCADを使っていると、最新バージョンのDWG形式ではファイルが開けないというトラブルが起きることがあります。

こういった問題を防ぐために、オプションの「開く/保存」タブから、デフォルトの保存形式を少し古いバージョン(たとえば2013形式や2010形式など)に固定しておきましょう。

ついでに自動保存がオンになっているか、保存の間隔は何分になっているかも確認しておけば、急なパソコンのトラブルでデータが消えてしまうリスクを減らせます。

2. 作業効率がぐっと上がる画面カスタマイズのやり方

IJCADの画面表示は、大きく分けて「リボン表示」と「クラシック表示」の2種類から選べます。

最近主流になっているリボン表示は、コマンドのアイコンが見やすく並んでいて、直感的に操作できるので初心者でも使いやすいのが特徴です。

一方で、長年CADを使っているベテランの設計者の中には、ツールバーを画面の上下左右に自由に配置できるクラシック表示を好む人も多いです。

まずは右下の歯車アイコンやワークスペースの設定から、自分が一番作図しやすい表示形式を選ぶのが、画面カスタマイズの最初のステップになります。

画面まわりのカスタマイズで特に大事なのが、ツールパレットやプロパティパネルの配置です。

作図中によく使うプロパティパネルは、常に画面の左右どちらかに固定して表示させておくか、使わないときは自動的にたたまれる設定にしておくと、作図スペースを広く確保しつつ必要な情報にすぐアクセスできます。

よく使うハッチングパターンやブロック図形、寸法スタイルなどをツールパレットに登録しておけば、メニューの奥深くから探す手間が省けて、作図スピードがアップします。

さらに、使わない画面の要素を非表示にするのも、作業スペースを広く保つための有効な方法です。

たとえば、コマンドラインは数行だけ表示されるようにサイズを小さくして、あまり使わないツールバーは思い切って画面から消してしまうという「引き算のカスタマイズ」も効果的です。

必要なコマンドはショートカットキーやマウス操作でカバーできるので、画面上はできるだけ図面そのものが大きく映るようにシンプルに保つのが、プロっぽい作図環境を作るコツです。

3. プロも使っているおすすめのショートカットとエイリアス設定

CADの作図スピードを最大限に上げるために欠かせないのが、キーボードを使ったショートカットとコマンドエイリアスの活用です。

IJCADでは、AutoCADと同じように「PGPファイル(または同じようなエイリアス設定ファイル)」を編集することで、各コマンドに対するアルファベットの割り当てを自由に変更できます。

たとえば、「L」キーで線分(LINE)、「C」キーで円(CIRCLE)といった基本コマンドは最初から設定されていますが、プロの多くは自分がよく使うコマンドを、左手だけで入力しやすいキーボードの左側にまとめています。

左手だけでコマンドを入力して、右手はマウス操作に専念するというスタイルを身につけると、アイコンをクリックするためにマウスを動かす時間がなくなって、作図にかかる時間がかなり短くなります。

コピーコマンドを「C」や「CC」に割り当てたり、移動コマンドを「M」に設定したりする工夫は、多くの設計者が実際にやっている定番のカスタマイズです。

IJCADの管理メニューからエイリアス編集画面を開いて、自分の作図のクセやよく使う機能に合わせてコマンドの短縮キーを書き換えておくことを強くおすすめします。

また、エイリアスだけじゃなく、CtrlキーやShiftキーと組み合わせたショートカットキーのカスタマイズも見逃せません。

ファイルの保存や元に戻すといった一般的なWindowsのショートカットに加えて、直交モードの切り替えやオブジェクトスナップのオン・オフなども、キーボードでサッと操作できるようにしておくとストレスがありません。

最初は覚えるのに少し時間がかかるかもしれませんが、設定を紙に印刷してモニターの横に貼っておくなどして、指に覚え込ませてしまえば、将来的にものすごく時間の節約になります。

4. 過去の資産を活かそう!AutoCADからの環境移行と注意点

IJCADを導入する企業の多くは、これまでAutoCADを使ってきた背景があって、過去に蓄積してきた資産をいかにスムーズに移行するかが大きなテーマになります。

IJCADは互換性が高いので、AutoCADで使っていた「CUI」や「CUIX」といった画面カスタマイズのファイルをそのまま読み込むことができます。

これによって、以前の環境で作り込んでいた独自のリボンメニューやツールバーの配置を、IJCAD上でもそっくりそのまま再現できて、乗り換え直後でも操作に迷わず仕事に移行できます。

画面設定だけでなく、作図を効率化するために自分で作ったAutoLISPなどのプログラムや、マクロが組み込まれたボタンも、多くの場合そのまま使えます。

ただし、すべてのLISPが100%完璧に動くとは限らないので、移行した後は必ずテスト用の図面を使って動作確認をすることが大切です。

一部の高度なAPIを使っている外部プログラムや、特定のバージョンに依存した機能については、ちょっと手直しが必要になることもあります。

いきなり実務の大事な図面で試すんじゃなくて、事前にテスト期間を設けてカスタマイズ環境を整えるのが安全なやり方です。

さらに、プロッタ設定ファイル(PC3)や印刷スタイルテーブル(CTB/STB)、各種テンプレートファイル(DWT)も、忘れずにIJCADのサポートフォルダに移行しておきましょう。

これらを設定しておかないと、いざ図面を印刷しようとしたときに、線の太さが変わってしまったり、カラー印刷の指定が反映されなかったりするトラブルが起きてしまいます。

過去のCAD環境で作り上げてきた資産をムダなく移行して、今回紹介した初期設定や画面カスタマイズと組み合わせれば、IJCADはコストを抑えながら最高のパフォーマンスを発揮する強力な設計ツールになるはずです。

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